2020春コミの小説本の話:データ作成(備忘録)
入稿データ作るのに調べたサイトとかやったこととか、本の装丁とか、忘れんうちにかきつけておこうというわけですな。
自分しか読めない。めちゃくちゃ読みづらい。
2019年10月くらい(多分)、
多分急に思い立って、サークル参加申し込みをしました。
多分ふぉろあーとの通話中に、合体(別サークルを隣同士に配置してっていうお願い)申し込みの話が出たあたり……だと思う。多分。
ちょうど春コミ付近に関東圏で用があったので、まあいっか~(?)って申し込んだ。多分。
2019年12月、申し込もうかなあって思っていた春コミの満了を知る。残念だ~……。そして、過去の自分が申し込んでいたことを知る。嘘では? うすうすそんな気はしてた……と思いながら原稿開始。おかしいな?
ちなみに入稿データにはお名前が入っていませんでした!(痛恨のミス)(ゴミ)
表紙
イラストはCLIP STUDIO PAINT PRO(以下クリスタ)、表題の文字配置はAdobe Illustrator(以下イラレ)を使いました。
表紙のイラストには、レイヤーカラーで色をいろいろ試すくらいしか変わったことをやってないので省略。
文字の置き方をざっくり決めたら、文字タッチツールで配置します。ちなみにフォントはリュウミン。位置と大きさを決めたあと、アウトライン化、「恋」の字の一部のみ、ペンツールで描いたハートに置き換えてます。
参考にしたサイトはこのへん。
目を引く文字デザインの作成方法:初級編
これの中級編、ほかにもAdobe公式サイトにはいろいろチュートリアルがあるのでたくさんみました。
「イラレ ロゴ 作り方」とかで検索かけたり、これやりたいな!って思ったらその都度、ググる→わかんねえ!を繰り返して、結局クリスタ(いつもお世話になってます…)に逃亡したり。
文字にストライプをかけるために、一度pngかpsdで保存してクリスタでひらく。背景は透過。
文庫カバー用のテンプレを開いて、ファイル→読み込み→画像。文字の画像にクリッピングマスクでピンク色。もういっちょクリッピングマスクで青いストライプを重ねる。多分もっといいやり方あるけど、締め切りに追われた頭では思いつかなかった……。
カバー下(本体表紙)も同じように作ったよ~。カバーに名前を入れるの忘れました! カバーの下にはあります!(ポンコツ)
見返してみたらソフトを5往復くらいしてて、マジで非効率の極みだけど、お絵描きソフト慣れしてる私にはよく知った作業なのでやりやすかった。(クリスタもイラレもpsdが開けるから、多少ましではある)
イエーイ! イラレわからん! ヤーイ!
本文
原稿は紙と万年筆で書いたものを推敲しながら紙copi(有料版)で打つ。二度手間すきやな私。今度原稿やるときは一回紙に書こ!とか思い立つなよ、私……。
版下はAdobe InDesign(以下インデザ)。いっちゃんたのしいソフト! 使いこなせてないけど! 最近めちゃくちゃ勉強してるけど、当時は触るのもはじめてでした。でも誤字はソフトのせいじゃないです!
締切まで指で数えられるくらいしか日数がなくて、マジで時間がないないないないーーー!!て感じだったので(反省)、この同人誌に従って、何も考えずにいろいろと設定しました。
とりあえず入稿データが作れればソフトの理解とかいらねえ!って人におすすめです。インデザ以外にもワード、一太郎とかで作る方法も書かれてる。
文章系同人誌のための同人誌製作技術 DTP篇 Ver.2019(懐旧的映像資料室)
こんな感じ。
文字のサイズ8~8.5ptくらいのほうが堅めでそれっぽいと思う。本文のうち漢字の分量が多い人とか文面が堅めのひととかは特に。
だがしかし、私は児童書っぽい文章(多分……客観視できない)なのと、自分の目が悪いのとですこし大きめにしました。といっても大きすぎなくていい感じ。(はずかしいので文章はよまないでね)
これは本文ね。明朝体になると、いっきにちゃんとした(ように見える)文章に化ける。
あとこちらも大層すきな同人誌。
InDesignの基本操作を解説した『Design In Design』の前編にあたる同人誌です。『Design In Design』同様、1ページまたは1見開き完結。電子書籍の『ざっくりインデザイン。』と同じ範囲を扱っています。(委託書店リンクはこれにぶら下げます) pic.twitter.com/e0rbXHjG7k
— 井上のきあ (@yue9) 2017年6月11日
ZAKKURI IN DESIGN(EUCARYA)の通販・購入はメロンブックス
Design In Design(EUCARYA)の通販・購入はメロンブックス
メロンブックス以外にもCOMIC ZINやアリスブックスでお取り扱いがあるよう。
この2冊は、主に奥付のデータ作るのにめちゃくちゃ活躍しました。
赤いほうが基礎、黄色いほうが応用。黄色のほうには、ドロップキャップ(一文字目だけ大きいやつ)とか文字の割り付け(2文字を3文字分に表示する)とかこれやりたいねん!!!!!ってのがたくさん入ってる。新書サイズでパソコンの傍らにおいておけるのでマジ便利……神……。
これは奥付ね。
印刷所さま。
一冊から作れて何冊でも単価が変わらない。文庫サイズはカバーと帯が基本料金内でつけられます。なんてこと……わたしのためのような……。愛。
春コミ当日には担当者の方が私のスぺースまで直接来てくださいました。チョットハヅカシイ。焦りまくりのてんぱりまくりでほんと申し訳なかったんですが、どうでしたか~不備はないですか~って……お名刺までいただいてしまった……てあつい。
装丁!!!!
カバー:マットコート 110kg + クリアPP
帯:メヌエットフォルテW 66.0kg
表紙:マットポスト 180kg
本文用紙:ソリストSP 65.5kg
100ページと少しで背が7㎜くらいになります。お~!
厚さとしては、商業文庫本の半分くらいですが、十分文庫っぽい! 文字数は多分4万字いかないくらいでしょうか……。1ページの文字数やら余白を工夫すればもう少しぎゅぎゅっとできると思います。
まとめ
とこんな感じでドタバタ原稿ライフの話(というより入稿データ)をかきとめておきます。読み直した未来の私(めちゃくちゃイラレをつかいこなしている)がお前……ってなる様子が目に浮かぶ。
Adobeがサブスク型になってしまい、毎年泣きながら税をおさめるはめになったんですが、覚えておいたらなんか役立ちそうなので、もう一年がんばってみようとおもいました(涙)てか普通に8月の原稿でバリバリつかう(涙)いつもありがとう(涙)
この文章書き始めたときはもうすこし本の中身とか裏話とか作業工程とかに言及するつもりだった(涙)
世の中思い通りになることのほうが少ない(涙)
面白くなくてごめんね!